6月 20
◎ヤーキーズ・ドットソンの法則
勇将の下に弱卒なし・・・と言われます。
監督など、大将に才覚・勇気・徳あり強ければ、
自然と共にする兵達も強い(観か)
弱いやつはいないと言う事です。
同じ優秀な指導者の下で育成された、
スポーツ選手でも、ここ一番の勝負では、
いかに実力を発揮するかは、とても大切な要素になりますね。
特に高校野球では比較的、
監督の力が、勝負に大きく影響するといわれます。
私は幸いにも、各段階で名将といわれる監督の下で、
プレーしてくる事が、出来きました。
偶然の出会いでなく、
その段階において、数チームからの誘いもありましたが
私のほうから、その監督の元に出向いたのが
ほとんどです。
人としての努力を最大限した先にあるのが、
強運だと学ぶ事ができました。
また効率的とも言える、スケジューリングやチームづくり
洞察力を生かした選手起用など、
数十年たって、
自分が監督として活動するようになり、
勝手に試合に対しての打つ手が、映像で見えるまでに高めていく事が、
大切だということを、
実践で肌で感じるようになるのです。
ただ勝ったからOKでなく、
数ヶ月先の大会、数年間のチームの熟成度
時には負けどころや、選手の些細な動きリアクションから
状態を読み取り、
コーチングやメンタルトレーニングなどの技術を、
使えるようになります。
スポーツはその点でハッキリと短時間で
結果が出るのが魅力であり、自覚でき成長できるようです。
その中にあって、基礎知識として使える法則が
●ヤーキーズ・ドットソンの法則。
これは、生理心理学・心理学者のロバート・ヤーキーズと
J.D.ドットソンが
ネズミを用いた実験で発見したのです。
能力の発揮や、学習活動に対する動機づけは
適切な緊張(ストレス)状態、いわゆる
覚醒レベルにあることが必要であるとする理論です。
最強チームをつくるには、選手を最適な覚醒状態に、
マネージメントしていく能力が必要というわけです。
一般に覚醒レベルが高くなると、比例的にパフォーマンスは向上する。
しかし、最適なレベルを越えて、
強い緊張感(ストレス)が喚起されるような状態になると、
パフォーマンスは逆に低下するという事です。
覚醒レベルと、高パフォーマンスの関係には、
ちょうど、逆U字型の関数グラフが成立するのです。
この最適な覚醒レベルは、行為の難易度によって変化するというわけです。
ホントーに、
心理学は、難解な文章から意味といていくと
目の前の事象を検証するのに、
強力なアドバイザーになります。
監督は知識から⇒知恵に出来るように常に
問いつづけ、学びつづける事が大切ですね。
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